あなたの接客魅力をとことん引き出し 売り切るマインドアップコーチの 荒木ゆき恵です。
あなたは、お客様を覚えていますか？？
何度も来てくれて、
”いつもありがとうございます”
が言えますか？？
私は、勉強が苦手で
算数など特に、記憶することが難しく
テストの点数もいつ最低でした。
覚えられない、応えられない。
でも、私は社会に出て
あることが得意なことに気づきました。
それは覚えること。
↑あれっ？っと思いますね。
さっきは苦手だと書きました。
しかし
文字や数字は、なかなか頭に入らないのですが
立体的な図形や、動くものを記憶することが
どうやら得意なのかも、と気づいたのです。
その事が明確になったのは
習字を習ってないのに、入選していたことを思い出したこと。
なぜだろう？
私は、文字を図と捉えていたのです。
現に、美術はオール満点。
目で見たものをそのまま手に伝えることが
できるからです。
音楽もそうでした。
耳から聴いた音を覚え、すぐに歌える。耳コピですね。
パソコンの二種検定一級を取得した時の
学びの時に
視覚、聴覚、触覚、そして話すこと
どれか自分に合う記憶の仕方があると
知りました。
私は、どうやら聴覚と触覚のようで
人から口頭で教えてもらうことの方が
頭に残っているのです。
書くと、書くことに夢中になり
記憶に繋げることが困難のようでした。
なので、セミナーなどに行ってメモを取らないのは
その理由からです。
さて、この事をお客様を覚える話に
どう繋がるのか。
ハイ、私はお客様を立体的な図形のように
覚えています。
声や話し方を、リズムで覚え
その時の季節や場所を匂いで記憶しています。
そして、いつでもその事が頭にあるのではなく
記憶した図形や匂いが目の前に来た時に
頭の中の箱のような物の中から
一つずつ取り出し確認しているようです。
そして、この事がどのようにお客様を覚えることと
関係するのか。
ここで、エピソードを一つ。
アパレル販売で、デパートにいたとき。
オープニングスタッフで入社したショップでした。
約2年後、デパートのリニューアルで
地下二階にあった私たちのショップは
ものすごい売り上げを出したことから
二階の一等地にリニューアルオープンしたのです。
そして、そのリニューアルイベントの真っただ中
ある二人連れのお客様がご来店。
私は、すぐにその方の買い回る姿を見て
”会ったことがある”と感じました。
その後、ふわっと雨の匂いがしたのです。
その雨の匂いから
腕に傘をかけている光景が頭に浮かび
白いブラウスの記憶が蘇りました。
私は、そのお客様に
「お久しぶりですよね？」
と声をかけました。
すると、「？」と不思議な顔。
私は、”記憶違いかな？”と思いましたが
でも、ブラウスが頭から離れない。
その時、頭に顧客カードに名前を書いてもらったことが
浮かんだのです。
「お店が地下にある時、来られたことないですか？」
すると、考えながら
「！」とひらめいたようで
「あ～～、なんか見たことあるお店だなと思いました」
そう、リニューアルしてお店の雰囲気はがらりと変わっていたので
お客様はこの店に来たくて来たわけではなく、
なんとなく入店されたのです。
「スタンドカラーのノースリーブのブラウス、
購入されましたよね？」
・・・・( ﾟДﾟ)！！
「あーーーーー！！！」
お客様でさえ忘れていた記憶。
そりゃ、ドン引きです 笑
「あの日、腕に傘をかけてらしたんです、こんな柄の。」
「！！」
「○○様ですよね？？」
「！！」
・・・・・・・・・・・。
鳥肌立たれていました 笑
でも、たった一回しか来たことのない自分を
覚えてくれてうれしい、とお言葉をいただきましたよ。
傘の柄や、住所はもう記憶していませんが
今でも顔と名前は出てきます。
記憶することを
”覚えなきゃ”で覚えられない場合
何か他に方法がないか
探してみるといいかもしれません。
私は、少し特殊な記憶の仕方をしているのですが
そういう意味では、母に確認したところ
まだ私が赤ちゃんだった頃まで
飼っていた金魚の記憶が私にあり
赤い金魚が泳いでいる昔ながらの金魚鉢を
下から眺めている記憶がいまだに残っています。
あなたは、お客様を
どのように記憶しますか？
覚えていると
声かけも変わり接客も変化しますよ。
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