あなたの接客魅力をとことん引き出し 売り切るマインドアップコーチの 荒木ゆき恵です。
仕事上で
「こういう風にしたらどうかな？」
「このやり方は、この場合あまり好ましくないな」
という、相手の成長と先を期待して
伝えている言葉を
自分を否定している、と捉えているせいか
眉をひそめたり、鼻の横がヒクっとしたり
本人は無意識のまま、その言葉に抵抗しようと
反応を起こしている人が頻繁にいます。
注意すると、途端に言い訳を畳みかける人もその類です。
こういう人を皆さんはどのように感じていますか？？
私が話をきく方のほとんどが
扱いにくい人
という見方で見ています。
これは、危険です。
人は扱われたようになるという事を
ご存知ですか？？
「腫物だ」とその人を傷つけないように
扱う行為は、その人をそのように仕立て上げる
恰好の条件なのです。
一度、注意をして
ふてくされた顔をされた経験がある人は
わかると思いますが
何度も続くとどんどん言えなくなってくるんですね。
でも、言えなくなるという事は
ふてくされた態度を容認して
相手の思いを受け入れている、ということになります。
この関係が続くと
どんなことになるかわかりますか？？
実はこの技、幼い子供は
素直に使っているんですよ。
スーパーのお菓子売り場で
お菓子をねだったら、母親にダメだと言われ
悔しくて泣く。それでもダメだと言われる。
それでも欲しい。体全部使って母親に伝える。
その方法は、子供の場合、
泣く、叫ぶ、暴れるなのです。
寝そべって泣いている子を見かけたことはありませんか？？
あまりにもギャン泣きされて
母親は、周りの目が気になり始めます。
まるで自分の子育てが間違っていると
ひけらかしているように感じて
なだめるように子供にお菓子を握らせます。
カーン 終
子供は何を学習するでしょうか？？
自分の思いを通すときに
泣いてわめいて暴れる
これをやると母親は許してくれる
ということを習得するんですよ？？
わかりますか？？
ダメなものはダメなのだと
何をどうしても、ダメだと通してあげることは
そのまま子供の学習につながるのです。
なので、いつ注意してもふてくされる人というのは
そのふてくされたことを、ずっと容認されてきた人なのです。
では、そうなった人にどうすれば気づいてもらえるのか？？
ここで登場するのが
フィードバックです。
相手が外界的に発しているコミュニケーションを
鏡のように返すコミュニケーションです。
トレーニングすると、誰でも身につけることは可能です。
このフィードバックと加えて、魔法のように
コミュニケーションがうまくいくスキルが
アサ―ティブコミュニケーションです。
アサ―ティブという言葉に対する適切な日本語は、
見当たらないようですが
「さわやかな自己表現」と
表記されている場合もあるそうです。
まずね、ふてくされている姿を
本人が知らない場合もあるのです。
「今、眉をひそめたけど、何か感じた？」
や
「私には、イライラしているように伝わってきたけど
何か感じていることはある？」
や
「今、私が話したことについて、
あなたが感じたことを聞かせてほしいのだけど」
など、今の状態での感じていることなどを
聞いてみて、初めて
ふてくされているように見える相手の気持ちがわかることも多いのです。
そして、自分がそんな反応を起こしているのか
伝えられて初めて知るのです。
・・イライラしてることが伝わった
・・私、そんな態度してたのかな
という風に。
実は、あなた自身がコミュニケーションを
放置している可能性があるのです。
ふてくされた相手をそのままに
自分の気持ちは伝えず
さらに悪化してぶつかる。
これ、よくあるパターンだけど
その度に、関係を壊していきますか？？
向き合うってこういうことなのではないかと思います。
自分自身とも。
相手の未来を思うなら、
今感じたあなたがそのコミュニケーションを
終わらせずに、しっかり向き合うこと。
ふてくされるから言いにくい。
それは自分目線ですね。
ふてくされようが何だろうが、伝える必要があることは
伝えるべきです。
ただ、闇雲にやるのは衝突を招きます。
自分も相手も思いやれる
WINWINのアサーティブコミュニケーションを
身につけることをお勧めします。
あなたはいつまで
スーパーで泣き叫ぶ子供に
お菓子を握らせますか？？
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